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古来、日本人は日常生活の中で五感を通して「木の文化」に接してきました。建築、生活、芸術全般にわたって「木」は衣食住、伝統文化の伝承を支える資源でした。「木」は日本にあって、唯一育成、再生利用できる生物系天然資源です。今日では、循環型社会、地球温暖化防止に向け「木」の植物としてのCO2吸収・固定化機能や国土保全に果たす役割、建築材料としての優れた特性や地域活性化の効果が期待されており、その有効活用手法が求められています。 |
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「木と建築で創造する共生社会研究センター(Wood & Architecture for Symbiosis Society Creation Research Center)」では「学校建築を主軸とした『木・共生学』の社会システムの構築と実践」をテーマに研究を進めています。 その中で建築学、都市工学、環境工学、森林科学、学校教育、地域行政等の学際的視点と、計画、設計、構造、室内環境、木造技術(大工)、建築生産、教育環境、むらおこし、景観保存、国土保全、地球環境、文化・技術の継承等、総合的観点から、「木」の効果的活用を推進するための課題に取り組みます。そして、「木」の活用が森林保全、里山維持、地域振興、地域の建築文化の継承等、生活環境形成、地球環境保全への社会的認識の高揚を促すものとなるよう、WASSの研究事業を通じて社会的実践的な期待に応えていきたいと考えています。 |
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(1) |
「木 ・共生学」の理念を構築、普及、それを推進するための社会システムの構築と社会実践
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(2) |
「木」を取り巻く様々な分野を横断的な思考で捉え、現在から未来にわたって持続可能な循環型、共生型地域の実現に寄与する建築ものづくりネットワークの提言 |
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本研究事業は、「木・共生学」を構築する上で、主たる建築対象を学校建築としていることが大きな特色です。学校建築においては、これまでも木の活用が進められてきましたが、「木・共生学」の観点からも、今、一層の進展が求められています。 |
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